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サブイベント 出生の秘密①

【シルフィ】
「あ、ユミル、
悩める乙女の相談に乗ってくれない?
実はね・・・」
【シルフィ】
「ちょっと!
私がわざわざ頼んでるんだから
相談に乗りなさいよ!」
【シルフィ】
「ごほんっ。
実はね、最近お父様の様子が変なの。
ときどき、こそこそと
どこかへ出かけていくのよ。
調べようと思っていたところに
ちょうどあなたが来た。
ということで、一緒に調査しましょ!」

【シルフィ】
「じゃあ、ここでお父様を見張るわよ!」
【シルフィ】
「あ、お父様が家を出るわよ!
着いてきて!」
・城門
【シルフィ】
「やっぱり、お城に入っていったわ。
行きましょ!」
・廊下
【シルフィ】
「!!
っとっとっと。
隠れてユミル!」
【シルフィ】
「何を話しているのかしら・・・?」

【ゲオルグ】
「娘にあの事は言っていないだろうな!?」
【小間使い】
「ええ、もちろん言っていませんよ。
ゲオルグ様が私との約束を守ってくれさえ
くれれば、あのことは誰にも言いません。」
【ゲオルグ】
「くっ、カレイラ王国のひざ元で
働いておきながら、欲深い奴だ。」
【小間使い】
「何とでもおっしゃって下さい。
人間は誰しも同じです。
爆弾を手に入れたら利用したく
なるでしょう?
それと同じです。
しかし、なぜ娘さんに隠すのです?」
【ゲオルグ】
「言えるわけがない・・・
あの子が、人間とエルフの
ハーフだなんて・・・」
【シルフィ】
「!!」
【ゲオルグ】
「あの子はエルフであることに
誇りを持って生きている。
そして人間という種族をひどく
嫌っているのも、また事実。」
【小間使い】
「その大嫌いな人間の血が
混じっているからですか?」
【ゲオルグ】
「違うっ!
まだ、伝えるには早すぎるのだ。
あの子がもう少し人間というものを
理解できるようになったら・・・」
【小間使い】
「ですが、エルフであるあなたと、人間の
奥さんとの子である事実は変えられない。」
【ゲオルグ】
「解っている・・・
だが、知って欲しいのだよ・・・
種族など関係ない、ということを。」
【小間使い】
「・・・
ご立派な演説ですこと。
まぁ、何にせよ約束の物の用意を
お願いしますよ。」
【ゲオルグ】
「ああ・・・」

【シルフィ】
「・・・」

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